がん遺伝子検査についての同意書
検査の概要
当がん遺伝子検査(以下、当検査)では、多数のがん関連遺伝子(正常細胞が癌細胞に変化する「がん化」に関与する数十種類の遺伝子)を一括して検査・解析します。当検査は非常に精度の高い検査です。その理由はメチル化解析、発見解析を行うことで総合的に発症リスクを評価することによります。従いまして、従来の画像診断をはじめとする臨床検査では発見不可能な微細ながん細胞の存在リスクを評価でき、がん関連遺伝子の異常を正確に検出するが可能となります。このように癌関連遺伝子を総合的に解析することで、がんの「発症リスク」を顕在化し、がん超早期発見やがん治療後の再発防止管理に有用な情報を提供できます。
しかし、検体内にがん細胞またはがんの遺伝子(DNA)がふくまれていなかった場合、また、含まれていたとしてもそのDNA変異が非常にまれな変異パターンである場合や、また知られていない極めて特殊なものの場合などには、この検査でも検出不能な場合があります。なお、検査結果が曖昧な時には検体を再提出していただき再検査をする場合もあります。
検査結果が陽性の場合
検査の結果、陽性と判断された場合、特定がんが身体内に存在する可能性が高いことを意味します。
当検査は画像診断をはじめとする従来の臨床検査を補完することを目的として実施されます。あくまれも担当医師が総合的に判断した上で確定診断しますので、ご自身で独自に判断されずに必ず担当医師の指示に従ってください。一般的には、当検査で陽性でかつ画像診断等の検査で異常が見つかった場合は速やかに治療を始めていただくことになります。また、当検査で陽性にもかかわらず画像診断で異常が見つからなかった場合は現段階では主に生活習慣の見直しや食事の改善などを行うとともに、異常遺伝子が関連する部位を中心に定期的にがん検診(遺伝子検査、画像検査等)の受診を行い、経過を観察することになります。ただし、この場合は反復される検査に対する緊張やストレスを誘発することもあります。費用面でも負担がかかります。
以上の点を考慮していただく上で、当検査を受診していただくことになります。「検査の概要」の項で述べたように当検査では、がんの発症リスクを超早期の段階で評価することが可能なため、がんの予防管理、超早期発見、ひいては治療率向上に貢献できると考えております。一方、がんが進行した状態での発見では手遅れになり、治療が不可能なこともあります。当検査の受診にあたっては、総合的に判断していただいた上、ご同意願います。
検査結果が陰性の場合
検査の結果、陰性と判断された場合、現時点ではがんが存在する可能性が低いことを意味します。
しかし、これはあくまで現時点での検査結果であり、将来にわたり発症しないことを保証するものではありません。喫煙等の発がん物質や過度の飲酒、過度なストレス、肥満等のがんを誘発する原因をできるだけ避けることが大切です。また、当検査をはじめとした定期的ながん検診の受診をお勧めします。
個人情報保護について
当検査の結果は被検者と担当医だけにお知らせします。当検査の結果で被検者の人権が侵害されたり、職業で保険などの社会的経済的不利益を被ることがないよう、弊社と医療機関が連携して徹底的に個人情報保護に努めます。